俺たちの妹・2
「俺たちが近くにいるから、安心してね」
「うん。あまり怖いとかいう感情はないんだけどね……」
と苦笑い。
「桜……暴走しないでね」
葵に念を押された。
「……………頑張る」
「その返事が一番信用ないんだけどな……」
そんな事を言いながらも、危なくなったら必ず助けてくれるという安心感はあった。
みぃの為にも、楽しく学生生活を過ごしてほしい。
だから今、私に出来ることを頑張ろうと思った。