俺たちの妹・2

俺は、みぃのおじさんに事細かに説明をした。

大人の力を借りるのは卑怯かも知れない……

でも、みぃが頑張ってる事を貶した事が許せなかった。

ましてや今から医者になろうとしている人が、そんな事していいのか……

疑問に残る部分もあったし……

〔と言う事は、そこのお嬢さんのせいで、みぃが入院したという事なんたね〕
〔俺と別れろ、ふさわしくない…と散々言われていたみたいで……
俺と付き合っているから言われたのもあると思います。
だから、俺のせいでもあるんです〕

嘘はいけないもんな……

〔葵くんのせいではないよ。みぃも頼らなかっただろうし……深山さんのお嬢さんがみぃを、苦しめたと言う事だよ〕
〔……でも〕
〔葵くんはいつもみぃの事を気にかけてくれているのは知っているし、そんな葵くんが気付けなかったのは、みぃが隠したからなんだろう?〕
〔……………はい〕

図星過ぎて何も言えなかった。

〔だから葵くんが気に病む事はないんだ。私は一度、深山商事との取引の事を考えるとするよ。そんなお嬢さんがいるんじゃ、後々トラブルになりかねないからね〕
〔……………わかりました。また何かあれば連絡します〕
「あぁ、頼むよ。葵くんの情報が一番早いからね〕
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