俺たちの妹・2

「私、まだ仕事しなきゃだから、みぃちゃんが目が覚めたらナースコールしてくれる？」

「分かりました。みぃの側に居てくれてありがとうございました」

「そんなの気にしないで」

前園さんは笑顔で、病室を出て行った。





ベッドに横たわるみぃを見ると、ここ数日で更に細くなった気がする。

「今はゆっくり休んで……」

みぃの頭を撫でながら思わず出た言葉だった。


ストレスの原因がなくなったからと言って、すぐに復活出来るものではないんだな……



みぃが目を覚ましたら、もう我慢しなくていいって事を伝えてあげなくちゃ。