俺たちの妹・2
暫くして……



「ん………」

みぃが身じろいで、ゆっくり目を開けた。

「みぃ?気分はどう?」

「……………あ、おい?」

俺がいる事が不思議なんだろな。

「今もう夕方だからね。それより吐き気はどう?」


「……………ん、今は大丈夫」

「そっか、良かった。前園さんにみぃが起きたらナースコールする様に言われたからするね?」

「うん……………」

俺はみぃの答えを聞いてからナースコールをした。


すぐに前園さんが来てくれた。

ガラッ


「みぃちゃん、少し眠れたみたいね。良かったわ。気分はどう?」

そう言いながら体温計を手渡す前園さん。


「今は大丈夫みたい」

そう言いながら、体温計を受け取るみぃ。

「良かった……。また気分が悪くなったりしたらナースコールしてくれていいからね」

「はい」


ピピ、ピピ、ピピ…


「熱はないみたいね。良かった」

それを聞いて俺もホッとした。


「じゃぁ、私はまた戻るわね。また何かあったらナースコールしてくれていいからね」

そう言って、病室を出て行った。
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