俺たちの妹・2
電話を終えると、医局に戻った。


過呼吸か……………

今までなかった事だったから、みぃも戸惑っただろうな……


これ以上酷くならないといいけど……


これから注意が必要だな……

日向から葵に伝わると思うし、何か起きたら連絡もらえる様にしといた方が良さそうだな。


俺は葵に、みぃに変わったことがあれば教えて欲しいとメールを入れた。


葵からの返事には、極力時間を見つけて、そばにいる様にします。と簡潔に返ってきた。

多分、勉強する事が多くて、葵も忙しいんだろうな……

それでも葵には頑張ってもらわなくちゃな。


医者になる人はみんな通る道だし、今頑張ってないと、現場に入ってしまったら勉強の時間を作るのは難しくなる……

知識として、学べる事は学生の今、学んでおいた方がいい。


俺がこうして葵に頼るのは、みぃの存在が葵にとってプラスな存在になればいいと思っているから。

経験が豊富な方が、他の学生よりは、判断力がつくはずだし、彼女という存在だと、より慎重に判断するだろうし……


もちろん、葵がみぃにとってしんどい存在になれば、直ぐに今の役目は降りてもらうつもりだけど。

みぃの気持ちが最優先だからな……
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