俺たちの妹・2

葵side…

「「「いただきます」」」

悠斗が戻ってきてから、皆んなで食べ始めた。

「みぃ?どれなら食べれそう?」

俺のランチを見せる。

「…………これ」

みぃが指差したものは、サラダだった。


「………分かった。じゃぁ、これと…これも少しだけね」

そう言って、サラダとパンを少しだけちぎって渡した。

みぃは何も言わずに受け取ったけど……

きっと食べきれない気がする。



まずはスープを飲み始めたみぃ。


その様子を見て

「みぃちゃん、食べれそうな感じ?」

悠斗がみぃに訪ねた。


「え?……うん。頑張ってみる」

みぃの言葉に苦笑いの俺と悠斗。


頑張って食べる量じゃ、ないんだけどな……

「無理はしないで欲しいけど、頑張って食べてね」

「うん………」

そう言ってチビチビ食べ始めたみぃ。


あんまり見てても可哀想だから、悠斗と話でもしようかな……


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