俺たちの妹・2
「悠斗とこうやって食べるの久しぶりだよな」

「そうだな〜。高校の時はほぼ一緒だったもんな〜」

「同じ学校でも、学部が違うとこうも会わないんだな……」

「いやいや、葵が忙しいだけだから……」

「え？俺忙しそう？」

「うん。医学部って大変なんだなって側から見て思ってた」

「医学部では普通の事だったけど、やっぱり他の学部と比べると忙しいんだ……」


「まぁ、将来なるものが決まってるなら、今から勉強してて、損はしないよな……」

「そうだね。司さんにも今のうちに学べる事は学んでおいた方がいいって言われてる」

「じゃぁ、そうなんだよ。葵には守りたい人もいるしね」


そう言って、みぃに視線を向けた悠斗。


俺らは話しながらもごはんを食べ進めて、もう終わっていたけど……

みぃはようやく半分にきたところだった。


「頑張ってるね」

それでも最近のみぃにすれば頑張っているほうだった。


「スープは飲めそう……」

みぃの呟きに、

「サラダも少しは食べてね」

と忠告も忘れずに……
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