俺たちの妹・2
「………………やだ」
「みぃ………」
葵も俺の意見に賛成だったのか、嫌がるみぃを説得してくれようとしている。
みぃは、そんな葵を見て観念したのか、小さな声で聞いてきた。
「…………長くなる?」
「とりあえず3日」
「…………分かった」
ほんとは嫌なんだと思う。
でもその気持ちを俺たちにぶつけないのは、我慢してるんだろうな………
抱え込むぐらいなら、嫌な気持ちをぶつけてくれてもいいのに。
「みぃが安静にしてたら、早く退院できるかも知れないからね」
少しの希望をみぃに伝える。
「うん…………」
あれ……
あまり嬉しそうじゃないな……
この時のみぃの反応は、検査をして納得した。
みぃにとったら自分の体だもんな。
不調なのはみぃ自身も分かってたんだ。