俺たちの妹・2
ガチャ

みぃちゃんが寝てるといけないので、インターフォンは鳴らさない。

「あ、彩さん来てくれたんですね。ありがとうございます」

日向くんは、病院へ行く準備をしていた。

「みぃちゃんはどう?」

「今は眠ってます。でも朝はベットから起き上がれなかったみたいで、ぐったりしてました。美晴、夏は苦手ですからね……夏バテだと思うんですけど。
熱が上がってきたらヤバイですね……」

「みぃちゃん、体力持つかな……」

「熱が上がって、38度超えたら連絡もらえますか?」

「もちろん連絡するわ。上がりきるまでは下げれないけど、上がりきったら直ぐに下げれる様にも用意しておくわ」

「助かります。連絡もらえたら帰れる様に交渉してみるので、よろしくお願いします」

「日向くんほんとは休みだったんでしょ?すんなりは帰れないの?」

「患者さん次第なところはあるんで……」

「そっか……分かった。日向くんが帰ってくるまでは付きっ切りで側にいるから安心して」

「心強いです、彩さん」


嬉しい言葉を貰ってしまった。
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