俺たちの妹・2
夕方まで眠っていたみぃちゃん。


みぃちゃんの部屋へそっと見に行くと、驚いた顔をしたみぃちゃんと目が合った。

どうしてここにいるのか説明すると、迷惑じゃないかと言われた。

全然迷惑なんかじゃないのにな……

私にとって、みぃちゃんは可愛い妹だもん。

迷惑に思うはずないのに……

それでも少しは分かってくれたみたいで良かった……


辛いところを聞くと頭が痛いって……

このまま何もしないままも可哀想だから、食べれそうな物を食べて薬を飲んでもらう事にした。

みぃちゃんは、リンゴなら食べれそうと教えてくれたので、より食べやすくするために摩り下ろした。

それでも半分が限度……


食べれないよりはマシだけど……

みぃちゃん、この調子じゃ夏が終わるまで体力持たないよ……


少しでも食べて欲しいけど、あまり言いすぎるとみぃちゃんにとって負担になっちゃうかな……

彼方か、日向くんか司くんに聞いてみよ。


病院へ付き添いたい事を伝えたら、また迷惑にならないかと気にしだしたみぃちゃん。

だから、話し相手になってもらえる様にお願いした。

みぃちゃんは戸惑いながらもオッケーしてくれた。
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