俺たちの妹・2
その日から、みぃの入院生活が始まった。
微熱が続いていたこともあり、みぃは大人しく安静生活をしてくれた。
ただ、食欲がもともとないみぃの食欲を戻すのは大変だ。
コンコンコン
ガラッ
俺が病室に入ると、食事を目の前に固まっているみぃがいた。
「みぃ?」
俺の声にハッとしたみぃ。
「つーくん……こんなに食べれないよ……」
目の前に置かれた食事はご飯もおかずも山盛りだった。
「え?これみぃの分?」
「分からないけど、運ばれてきたの」
「俺はこんな事頼んでないよ。確認してくるね」
俺はナースステーションに向かった。
「あ、前園さん。みぃの食事の量がありえないくらい多いんだけど……」
「え?………確認してきます」