俺たちの妹・2
「さぁ、そろそろ二人ともお仕事行かなきゃじゃない?」

「「っっ‼︎‼︎わ、やべ……」」


私の言葉で、二人とも声を揃えて焦りだした。

「みぃちゃんの事は任せて。何か変化あったら連絡するから」

私の言葉に二人同時に頷いて、慌てて出て行った。

ふふ、似た者兄弟だな〜……


さて……私にできる事をやろう。

まずは、みぃちゃんの部屋へ……


カチャ……

そっとドアを開けると、まだ眠っていた。

水枕は溶けて、タオルもぬるくなっていたから、冷やしてあげないと……


そっと枕とタオルを取った。

ついでに体温も……


ピピ、ピピ、ピピ


38.3……

変わらないな〜……


それから急いで、水枕を用意して、タオルを濡らしてみぃちゃんの部屋へ戻った。


まだまだ体が暑くて、辛そうな表情のみぃちゃん……


ほんと早く良くなって欲しい……


これ以上みぃちゃんを苦しめないで欲しい……

そう思いながら、頭を撫でた……

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