俺たちの妹・2
「安定期に入るまではどうなるかも分からないし、まだ言わないつもりなの。
みぃちゃんにも大丈夫になってから知らせるつもりだったのに、先にバレちゃうんだもの。ビックリしちゃった」

「ふふ、そうだったんですね。じゃぁ、私からは言わないので、ナイショにしておきます」

「ごめんね」


「いえ、私が勝手に気づいてしまっただけだから………」

みぃちゃんは苦笑していた。

私も無意識に行動に出ていたなんて驚いたけど……



これだけ鋭い観察力があるみぃちゃんは、他の事でも、言わないだけで色々気付いているのかも知れないな……



今日は、もう帰る事になった私は、彼方が帰ってくるまでいるつもりだったんけど、みぃちゃんに

『お家でゆっくりして下さい』

と真剣な顔で言われてしまったから、しぶしぶ帰ってきた。


彼方には家に戻った事を連絡しておいて……


ソファーで少し休む事にした。


妊娠してから、少し疲れやすくなっている気がする。

心配かけたくたくないから、彼方にはナイショだけど……


でもみぃちゃんが無事に復活出来て良かったな………

そう思いながら、今回の私のみぃちゃんの看病は幕を閉じた。
< 251 / 612 >

この作品をシェア

pagetop