俺たちの妹・2
みぃが俺の事を考えてくれた行動は嬉しいんだけど、みぃの体調をどんな時でも把握しておきたいと思う俺はワガママなのかな……………



「あ、そうだ。みぃはテストいつからだっけ?」


「明日から。何とか間に合って良かった……」

ホッとした表情を見せたみぃ。

体調悪いと勉強すら出来ないもんね……

「ちゃんと睡眠時間確保しなきやダメだよ?」

「うん、分かってる。せっかく受けれるんだから、無理はしないよ」

「約束ね」

「うん」

みぃの微笑みは、嬉しそうだった。

初めての大学でのテストだもんな。

「明日からまた一緒に行こうな?」

「ふふ。うん、よろしくね」

「みぃと会えない時間は寂しかったよ……」

「葵……ごめんね。でもね今回、彩さんとかな兄も側に居てくれたの。
結婚して久しぶりに会えたから、私は苦しかったけど、嬉しかったよ」

「そっか……………家族水入らずだったんだな」

「そうなの。彩さんがずっと側にいてくれたから、寂しくなかったよ」


「それより……苦しかったの?」

俺の言葉に、みぃは


しまった………

という顔をしていた。
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