俺たちの妹・2

葵side…

いつも静かな図書館や部屋で勉強する事が多いけど、ガヤガヤするカフェでの勉強も意外と捗るな……

集中力が増す気がする。


そんな事を考えながらみぃを待っていた。


「葵………お待たせ」

ふいに聞こえたみぃの声。

振り返るとみぃがいた。

「みぃ、お疲れ様」

少し疲れた顔をしてるけど、大丈夫かな………?

後で悠斗に聞いてみようかな…

「勉強、捗った?」

申し訳なさそうに聞いてくるみぃ。

きっと俺が待ち時間を使ってカフェで勉強する事をよく思ってないのだろうな……

そんな事気にしなくていいのに……


みぃには大丈夫な事を伝えて、悠斗の居場所を聞いた。

石本さんと一緒に少し離れた所にいた。


俺は悠斗と石本さんの側へ向かった。


「悠斗、ありがとね。石本さんは久しぶりだね」

「葵くん、私の事知ってるの?」

驚いた様子で聞いてた石本さん。

「もちろん。よく悠斗の話にも出てくるしね」

そう言うと、悠斗が真っ赤になった。

「ちょ、葵っ‼︎何言ってるんだよっ‼︎」

ふふ、悠斗が焦ってる。

ほんとの事なんだけど、今はこれ以上言うつもりもないし、みぃを待たせてるからね。
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