俺たちの妹・2
みぃの側へ戻り、ランチをしようと声をかけると、サラダなら食べれるみたい……

サラダだけは良くないんだけどな〜

俺のも少しあげるとしても……

食欲もあまり戻ってないし、まだあまり体調が良くないのかも知れない。

「みぃお待たせ」

「葵、ありがとう」

みぃはふんわり笑った。

でもサラダを目の前にして、みぃは固まった。

うん……1人で食べるには少し多い量だもんな……



「ねぇ、葵………一緒に食べない?」

涙目でみぃは聞いてきた。

そんな上目遣いされたら断れないって……


「みぃの分はちゃんと分けるよ?」

「うん………ごめんね」

「大丈夫だよ。その代わり俺のおかずも少し分けるから食べてね」

「はぁい」

みぃの言葉を聞いて、取り分ける事にした。



「「いただきます」」

2人で食べ始める。

「あ、そうだみぃ。」

「なぁに?」

「あまり顔色良くないんだけど、体調イマイチじゃないの?」

俺の言葉を聞いてみぃは固まって俯いてしまった。

「……………」

「明日からテストなんだし、もし体調イマイチなら、これ食べたら帰らない?」

「……………」

みぃは俯いたまま動かない。

「みぃ?」
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