俺たちの妹・2
「俺がみぃの事、負担に思ってると思ってるの?」

ビクッ‼︎

やっぱりそうなんだな……

負担だなんて一度も思った事ないのに……







「俺はみぃの事、負担になんて思ってないよ………
みぃの事が大切だから、ずっと一緒にいたいと思ってるよ?」




「………………………ほんと?」

腕の中から顔をあげたみぃ。




「ようやく喋ったくれた…………
ほんとだよ。みぃはいつも一人で溜め込んじゃうけど、負担になんて思ってないから、もっと頼って?」

「でも………」

「迷惑でもないし………俺からしてみたら頼ってもらえると嬉しいんだけどな〜」

俺の腕の中にいるみぃの頭を優しくポンポンする。


「でも……………忙しいでしょ?」

俺の事を思っての事だったんだな……

「確かに忙しくないとは言えないけど……それも含めて、これから先二人で乗り越えていこうよ」

「……………」

「忙しそうだから、負担に思われてるから離れるっていうのは、嬉しくない……
二人で一緒に乗り越えて行こうって思ってくれる方が俺は嬉しいな……」

「今と状況が変わっても、葵の思いは変わらない?」

「もちろん」

これは即答出来る。



< 271 / 612 >

この作品をシェア

pagetop