俺たちの妹・2
「夏休み、少しだけでもお友達と楽しんでみたいから頑張る」
みぃの欲のない小さな願望を叶えてあげたいと思った。
「じゃぁ、俺入院に必要な荷物取ってきます」
「あ、私も一緒に行くよ。みぃ?いつものところにあるよね?」
「うん。葵と桜にお願いしていいの?」
「「もちろん」」
「その方がまた来る口実もできるしね」
イタズラに笑った桜は俺を見ながら言葉を紡いだ。
何もなければ来る事のない病院だからな……
「ありがと」
みぃの言葉を聞いて、葵と桜は診察室を出た。
「じゃぁ、病室移動しようか」
そう言って、車椅子にみぃを座らせた。
「つーくん、どれくらい入院するの?」
「とりあえず3日様子見ようかな。それで目眩がなくなれば、退院していいよ」
「ほんと?」
「もちろん。最初から目眩がなくなれば退院の予定だしね」
「良かった……長くなるかなと思ったんだけど頑張るね」
「俺も早く退院出来るように頑張るよ」
病室へ着き、みぃをベッドに寝かせる。
みぃはまだ少し怠そうにしていた。
「目眩まだある?」
「家にいる時よりはマシなんだけどね…」
苦笑するみぃ。
「まだ目眩は残ってるんだね」
「……………うん」
「彼方か日向に連絡するね」
「………はぁい」
みぃは返事をしながらゆっくり目を閉じた。
みぃの欲のない小さな願望を叶えてあげたいと思った。
「じゃぁ、俺入院に必要な荷物取ってきます」
「あ、私も一緒に行くよ。みぃ?いつものところにあるよね?」
「うん。葵と桜にお願いしていいの?」
「「もちろん」」
「その方がまた来る口実もできるしね」
イタズラに笑った桜は俺を見ながら言葉を紡いだ。
何もなければ来る事のない病院だからな……
「ありがと」
みぃの言葉を聞いて、葵と桜は診察室を出た。
「じゃぁ、病室移動しようか」
そう言って、車椅子にみぃを座らせた。
「つーくん、どれくらい入院するの?」
「とりあえず3日様子見ようかな。それで目眩がなくなれば、退院していいよ」
「ほんと?」
「もちろん。最初から目眩がなくなれば退院の予定だしね」
「良かった……長くなるかなと思ったんだけど頑張るね」
「俺も早く退院出来るように頑張るよ」
病室へ着き、みぃをベッドに寝かせる。
みぃはまだ少し怠そうにしていた。
「目眩まだある?」
「家にいる時よりはマシなんだけどね…」
苦笑するみぃ。
「まだ目眩は残ってるんだね」
「……………うん」
「彼方か日向に連絡するね」
「………はぁい」
みぃは返事をしながらゆっくり目を閉じた。