俺たちの妹・2
俺とみぃが、みんなの輪に入ると、ジュースの入ったコップを渡された。


「じゃあ、今からバーベキューを始めたいと思います。乾杯〜」


「「「「「かんぱ〜い」」」」


悠斗の声でみんながグラスをカチンと合わせた。


早速肉を焼き始める。

「みぃ、無理に食べなくていいからね」

みぃに伝えておかないと、みんなに合わせて少しでも食べようとするから………

「……………わかった」

みぃはしぶしぶ了承した。


「みぃ、あまり肉を食べ過ぎるなよ。後で辛い思いするのはみぃなんだからな」

司さんからも言われたみぃは苦笑い。

「つーくん………さっき葵からも言われたよ。気をつけるね」


「みぃは見張っておかないと、無理するからな」

俺も司さんの意見に同感だった。

「もう………つーくんは、桜と一緒に居てよ。私には葵が居てくれるから」

そう言って、司さん桜のいる方向へと押しやったみぃ。


「はは。そうするよ。葵頼むな」

「はい」

そう言って離れていった司さん。


あぁ言いながらも、きっとみぃの状態は把握してるだろうな………

俺も見習わないと………


みぃはみんなが楽しんでるのを見て凄く嬉しそうだった。


みんなでバーベキューを思う存分楽しんだ。


バーベキューも落ち着き、まったりした時間が流れ始めると、

「みぃ?私達プールに入ろうと思うんだけど、みぃはどうする?」

桜がみぃに声を掛けた。
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