俺たちの妹・2
別荘の門の前に立つと、鈴木さんが出迎えてくれた。
お友達だと紹介しておけば、鈴木さんは何か困った事があったら助けてくれるから、これで一安心。
みんなで水着に着替えてお庭に出るためお部屋に入った。
「凄いねこの部屋……」
華ちゃんがポツリと呟いた。
「お兄ちゃん達はお友達を連れてよく遊びに来てたんだって。その時は10人くらいこの部屋で寝泊まりしたって言ってたよ」
「通りで広いわけだ。4人で使えるなんて贅沢ね」
桜は喜んでいた。
「………………みぃちゃんって何者?」
香穂ちゃんが驚いている。
私が凄い訳じゃないんだけどな……
私は何の役にも立ってないし……
「……………」
思わず苦笑いがこぼれた。
「……………城之内コーポレーションって知ってる?」
「もちろん。知らない人はいないと思うよ」
私の問いかけに反応してくれた香穂ちゃん。
「そこの社長が私の父なの……」
「「……………えぇぇっっ‼︎」」
あれ、華ちゃんも知らなかったのかな……
「私の祖父や両親が頑張ってくれてるだけで、私は全然凄くないの……」
「……………みぃ、そんな事言わないの。そんな言葉聞いたらおじさんもおばさんも悲しむよ」
「……………だって」
「みぃの笑顔は元気をくれるっておじさんもおばさんも言ってたよ。だから、みぃは元気を分けてあげるためにも笑ってなきゃダメなの」
パパとママがそんな事を言ってたなんて知らなかった。
お友達だと紹介しておけば、鈴木さんは何か困った事があったら助けてくれるから、これで一安心。
みんなで水着に着替えてお庭に出るためお部屋に入った。
「凄いねこの部屋……」
華ちゃんがポツリと呟いた。
「お兄ちゃん達はお友達を連れてよく遊びに来てたんだって。その時は10人くらいこの部屋で寝泊まりしたって言ってたよ」
「通りで広いわけだ。4人で使えるなんて贅沢ね」
桜は喜んでいた。
「………………みぃちゃんって何者?」
香穂ちゃんが驚いている。
私が凄い訳じゃないんだけどな……
私は何の役にも立ってないし……
「……………」
思わず苦笑いがこぼれた。
「……………城之内コーポレーションって知ってる?」
「もちろん。知らない人はいないと思うよ」
私の問いかけに反応してくれた香穂ちゃん。
「そこの社長が私の父なの……」
「「……………えぇぇっっ‼︎」」
あれ、華ちゃんも知らなかったのかな……
「私の祖父や両親が頑張ってくれてるだけで、私は全然凄くないの……」
「……………みぃ、そんな事言わないの。そんな言葉聞いたらおじさんもおばさんも悲しむよ」
「……………だって」
「みぃの笑顔は元気をくれるっておじさんもおばさんも言ってたよ。だから、みぃは元気を分けてあげるためにも笑ってなきゃダメなの」
パパとママがそんな事を言ってたなんて知らなかった。