俺たちの妹・2
「みぃ、昨日のお出かけで疲れてるだろうし、今日はゆっくり過ごそう。もともとそのつもりでみぃの家に行く予定だったから、場所が変わっただけだよ」

葵はにっこり笑ってくれた。


「ありがとう、葵……ケホッ」

「俺がみぃに会いたいだけだから」

そう言って、葵は頭を撫でた。

「少し休む?」

「ううん、さっき起きたところだから大丈夫。葵は勉強する?」

「俺も今は大丈夫だよ。
昨日はどうだった?楽しかった?」

「凄く楽しかった。みんなでお出かけって楽しいね。みんなも楽しんでくれてたかな?」

「みぃが楽しんでたなら良かった。他のみんなも楽しんでたよ。悠斗と石本さんも更に仲良くなったみたいだし」

「そうなの?良かった〜」

葵の話を聞いて安心できた。

私は途中で抜けちゃったから……




そんな事を考えていたらさっきまで平気だったのに急に睡魔が襲ってきた。


「みぃ?………眠っていいよ」

葵は私の変化にすぐに気づいてくれる。

葵の優しい言葉に安心して眠ってしまった。
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