俺たちの妹・2
俺は、ずっと一緒に居たいと思うのは彩しか居なかった。

だから、そう思えた相手と一緒になれることは嬉しい事だ。





俺が両親と話した数日後…

今日は、俺の両親と彩との顔合わせ。

俺の家に来る事になっている。

と言うのも、みぃの体調が少し良くなくて、家に居てて欲しいからだった。


「彼方、お待たせ」

待ち合わせ場所にやって来た彩は、ベージュのワンピースに身を包んでいた。

流石押さえるところは押さえるな。

「待ってないから大丈夫だよ。今日の彩はいつもより綺麗だね」

「ありがとう。ご両親と初めて会うからね。第一印象は肝心でしょ？」

「俺の両親は社員を面接したりするからな……
でも、基本を押さえておけば大丈夫だよ」

「ご両親に会うのは、緊張するけど、楽しみだわ。彼方をこんなに立派に育てた方達なんだもの」

前から思っていたけど、こういう場面でも、彩はあまり物怖じしないタイプだな。
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