俺たちの妹・2
美晴side…
病院にお泊まりする事になった夜、息苦しくて目が覚めた。
ベッドの側には葵が居てくれてて、私の異変にすぐに気づいてくれた。
「みぃ、落ち着いてね。大丈夫だから」
そう言いながら背中をさすってくれる葵の存在は心強かった。
吸入を吸わせてくれようとするんだけど、うまく吸えなくて、苦しさだけが増していく………
ひな兄が来てくれて、点滴と酸素マスクしてくれたのに、なかなか落ち着かなくて、体力だけが奪われていく気がした。
葵とひな兄の声が、ちゃんと聞こえてるんだけど、上手くできなくて気持ちばっかり焦る……
随分と苦しい時間が過ぎて、意識が遠のきそうになった……
でも葵の声が引き留めてくれた。
息苦しさは変わらないけど、焦る気持ちが少しだけ落ち着いた。
暫くすると発作が落ち着いてきた……
こんな息苦しさはやっぱりイヤだな……
ベッドにぐったりともたれかかる。
ふと、葵とひな兄の姿が視界に入った。
二人の心配そうな顔に、申し訳なささが募る。
二人とも……ごめんね……
言葉に出来ない思いを心の中で呟いた。
落ち着いたので、ひな兄が聴診をしてくれたんだけど、また発作が起きるかもしれないという言葉に、またあの苦しさを味わうのかと思うと、恐怖が増した……
ひな兄はすぐに駆けつけてくれると……
葵は側にいてくれるという言葉が私に安心を与えてくれた。
「ひな、にぃ……あり、がと」
「あ、おい……あり、がと」
自然と出た言葉だった。
ベッドの側には葵が居てくれてて、私の異変にすぐに気づいてくれた。
「みぃ、落ち着いてね。大丈夫だから」
そう言いながら背中をさすってくれる葵の存在は心強かった。
吸入を吸わせてくれようとするんだけど、うまく吸えなくて、苦しさだけが増していく………
ひな兄が来てくれて、点滴と酸素マスクしてくれたのに、なかなか落ち着かなくて、体力だけが奪われていく気がした。
葵とひな兄の声が、ちゃんと聞こえてるんだけど、上手くできなくて気持ちばっかり焦る……
随分と苦しい時間が過ぎて、意識が遠のきそうになった……
でも葵の声が引き留めてくれた。
息苦しさは変わらないけど、焦る気持ちが少しだけ落ち着いた。
暫くすると発作が落ち着いてきた……
こんな息苦しさはやっぱりイヤだな……
ベッドにぐったりともたれかかる。
ふと、葵とひな兄の姿が視界に入った。
二人の心配そうな顔に、申し訳なささが募る。
二人とも……ごめんね……
言葉に出来ない思いを心の中で呟いた。
落ち着いたので、ひな兄が聴診をしてくれたんだけど、また発作が起きるかもしれないという言葉に、またあの苦しさを味わうのかと思うと、恐怖が増した……
ひな兄はすぐに駆けつけてくれると……
葵は側にいてくれるという言葉が私に安心を与えてくれた。
「ひな、にぃ……あり、がと」
「あ、おい……あり、がと」
自然と出た言葉だった。