俺たちの妹・2

「じゃぁ、行こうか」

そう言って、2人で車に乗り込んだ。

「みぃちゃん、大丈夫なの?」

「少し微熱があるんだ。最近無理してたのがまだ回復しきってないのかも知れない」

「そう……心配ね……」

「日向も司も様子見でって言っていたし、俺もまだ大丈夫だと思うからね」

「なら安心ね」

「久しぶりに母さんや父さんに会えて、嬉しくて、はしゃいだのもあるかも知れないけどな」

「ふふ。みぃちゃん嬉しかったんでしょうね」

「さぁ。もうすぐ着くよ」

「はぁい」


玄関に着いて、インターフォンを押す。

「ただいま」

ガチャ

「彼方、おかえり〜」

俺に抱きつく母さん。

「ただいま」

彩を見ると見事に固まっていた。

「こちらが彼女さんね。初めまして。彼方の母親の美緒(ミオ)です」

「あ……初めまして。
彼方さんとお付き合いさせて頂いている立花 彩(タチバナ アヤ)です」

「彩さんね。よろしく。
さぁ、上がって上がって」
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