俺たちの妹・2
まとくんの明るい声に少し気持ちが落ち着いた。
葵も側にいてくれてるし、大丈夫……
「よし、じゃぁ診察するね。みぃちゃん椅子に座れるかな?」
にっこり笑うまとくんからは優しさが伝わってくる。
「うん」
そう言うと葵はそっと椅子に降ろしてくれた。
でも、倒れないように後ろに控えてくれてるけど……
「みぃちゃん、今どんな症状なのか言える?」
「怠さと発熱と、目眩」
「それはいつからかな?」
「怠さは……今朝から……」
そう言うと、葵の視線が痛かった。
「発熱と目眩は、さっきから……」
「わかった。ありがとね」
そう言ってまとくんは、パソコンに打ち込んでいく。
「よし、じゃぁ診察始めるね。少し服捲れる?」
そう言いながら聴診器をつけ始めたまとくん。
少し服をあげると、そっと聴診器が入ってきた。
ゆっくり丁寧に聴診しているのが分かる。
「喘鳴は聞こえないから大丈夫だよ。でも少し熱があるから、しっかり治そうね」
「まとくん……」
「ん?」
「忙しいのに……ありがとう」
ここは、いつも葵に言われてる、『ごめんね』じゃなくて『ありがとう』だよね……
「ふふ。みぃちゃんの為ならいつでも時間作るよ」
「そんなのダメだよ。まとくんの時間、大切にしないと……」
私の為に時間を作ってもらうのはほんとに申し訳ないから……
「大丈夫、いつも日向のお陰で楽させてもらってるから」
そう笑うまとくんは、悪戯っ子みたいだった。
葵も側にいてくれてるし、大丈夫……
「よし、じゃぁ診察するね。みぃちゃん椅子に座れるかな?」
にっこり笑うまとくんからは優しさが伝わってくる。
「うん」
そう言うと葵はそっと椅子に降ろしてくれた。
でも、倒れないように後ろに控えてくれてるけど……
「みぃちゃん、今どんな症状なのか言える?」
「怠さと発熱と、目眩」
「それはいつからかな?」
「怠さは……今朝から……」
そう言うと、葵の視線が痛かった。
「発熱と目眩は、さっきから……」
「わかった。ありがとね」
そう言ってまとくんは、パソコンに打ち込んでいく。
「よし、じゃぁ診察始めるね。少し服捲れる?」
そう言いながら聴診器をつけ始めたまとくん。
少し服をあげると、そっと聴診器が入ってきた。
ゆっくり丁寧に聴診しているのが分かる。
「喘鳴は聞こえないから大丈夫だよ。でも少し熱があるから、しっかり治そうね」
「まとくん……」
「ん?」
「忙しいのに……ありがとう」
ここは、いつも葵に言われてる、『ごめんね』じゃなくて『ありがとう』だよね……
「ふふ。みぃちゃんの為ならいつでも時間作るよ」
「そんなのダメだよ。まとくんの時間、大切にしないと……」
私の為に時間を作ってもらうのはほんとに申し訳ないから……
「大丈夫、いつも日向のお陰で楽させてもらってるから」
そう笑うまとくんは、悪戯っ子みたいだった。