俺たちの妹・2
それぞれの絆
彼方side…
みぃの体調がようやく落ち着いた頃……
彩はツワリのピークを迎えていた………
少しずつ酷くなる吐き気にここ数日で彩は起き上がることも辛くて、ベッドで寝ている事が多くなってきていた。
昨日も夜中までずっと吐き続けていて、無理やりベッドへ寝かせたんだ。
これ以上酷くなる様なら、病院へ連れて行くほうがいいな………
「ケホケホ、ケホケホ」
目を覚ますと、トイレから彩の咳き込みが聞こえてきた。
ドアに手を掛けると、鍵が掛かっていた。
「彩?開けて?」
「……………やだ」
彩は1人で耐えようとするから、ほんと心配なんだ………
「あ〜や。大丈夫だから。俺も側にいさせて?」
………………カチャ
ようやく鍵を開けてくれた彩。
そっとドアを開けると、トイレの壁に保たれて、ぐったりしている彩がいた………
「気分はどう?」
俺は彩の視線に合わせてしゃがんだ。
「かなた……」
そう呟いた彩の目には、ウルウルと涙が浮かんでいて………
相当辛い事を物語っていた。
「彩、俺今日休みだから、一度病院行こう?」
「でも……」
「彩は十分頑張ってる。辛い時は病院を頼っていいんだよ」
俺の言葉を聞いて、ポロポロと涙を流した彩。
彩をそっと抱きしめた。
こんな弱っている彩を見ていることしか出来ないなんて……
代わってあげれるなら代わってあげたい………
突然
「ケホケホ、ケホケホ」
咳き込み出した彩。
体を支えて、背中をさすってやると
「オェェェェ」
と一気に胃液を戻した。
食べれていない事を物語っている。
彩はツワリのピークを迎えていた………
少しずつ酷くなる吐き気にここ数日で彩は起き上がることも辛くて、ベッドで寝ている事が多くなってきていた。
昨日も夜中までずっと吐き続けていて、無理やりベッドへ寝かせたんだ。
これ以上酷くなる様なら、病院へ連れて行くほうがいいな………
「ケホケホ、ケホケホ」
目を覚ますと、トイレから彩の咳き込みが聞こえてきた。
ドアに手を掛けると、鍵が掛かっていた。
「彩?開けて?」
「……………やだ」
彩は1人で耐えようとするから、ほんと心配なんだ………
「あ〜や。大丈夫だから。俺も側にいさせて?」
………………カチャ
ようやく鍵を開けてくれた彩。
そっとドアを開けると、トイレの壁に保たれて、ぐったりしている彩がいた………
「気分はどう?」
俺は彩の視線に合わせてしゃがんだ。
「かなた……」
そう呟いた彩の目には、ウルウルと涙が浮かんでいて………
相当辛い事を物語っていた。
「彩、俺今日休みだから、一度病院行こう?」
「でも……」
「彩は十分頑張ってる。辛い時は病院を頼っていいんだよ」
俺の言葉を聞いて、ポロポロと涙を流した彩。
彩をそっと抱きしめた。
こんな弱っている彩を見ていることしか出来ないなんて……
代わってあげれるなら代わってあげたい………
突然
「ケホケホ、ケホケホ」
咳き込み出した彩。
体を支えて、背中をさすってやると
「オェェェェ」
と一気に胃液を戻した。
食べれていない事を物語っている。