俺たちの妹・2
「桜、体調はどんな感じ?」

ベットに下ろしながら聞いてみた。

「ん〜。少し……フワフワする」



フワフワって……

熱が高いから自分の体じゃないみたいなんだろな……

「とりあえず体温測ってみようか」



桜に体温計を挟む。



ピピ、ピピ、ピピ


体温計には38.2……

熱下がってないな〜。



「………桜、辛いよな」

思わず桜の頭を撫でた。



「つ、かさ………」

「ん?」

「ご、めんね……」


「どうして謝るの?桜は何も悪いことしてないよ?」


体が辛いのに、申し訳なさそうにする桜。

「だって……司、せっかくの休みなのに、休めてないじゃん」


俺の心配してくれてるんだな……



「桜は優しいね。ありがとう。
でも、大丈夫だよ。桜は今は自分の体のことだけ考えよう。たまご粥作ったんだけど食欲はどう?」

「………食べれる」

「オッケー。じゃぁ準備するね」


熱は高いけど、食欲があるだけマシだな。



桜は俺が用意したたまご粥を綺麗に食べ終えた桜は再び眠りに就いた。



夜中に起きることもなく、ぐっすり眠った桜。


熱がありながらも、ぐっすり眠れるなら回復は早そうだな……

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