俺たちの妹・2
私の周りには司を始め、見習いたいと思える人が多い。

自分が将来働きたいと思っている場所には素敵な人達が沢山いる。

私もその一員になりたい。

その為にはまだまだ頑張らなくちゃだけど、こうやって体調を崩した時に触れる優しさは大切だと改めて思い知らされた事だった。

早く体調治さないと……



薬を飲んでしっかり食べて寝る……


診察以外で今の私に出来る事だった。




「桜、何か飲む?」

私の側に来てくれたひな兄は、してほしい事を聞いてくれた。

「お水欲しい……」

「りょ〜かい」


今日はひな兄の存在に助けられた。



「まだ熱が高いから眠るといいよ」

「そうする……」


その後私は起きたり寝たりを繰り返していて、ひな兄は司が帰ってくるまでずっと側にいてくれた。






気付いた時にはひな兄から司に変わってて、

「また、いつでも呼んで?」

そう言って帰っていったって司から教えてもらった。

今度お礼しなきゃな……
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