俺たちの妹・2
処置室からストレッチャーに乗せられてみぃが出てきた。
「みぃっっ」
駆け寄ると、酸素マスクと点滴をされてぐったりしているみぃがいた。
「司さん、美晴は……」
ひな兄はみぃの状態を聞いている。
「少し前からあまり体調も良くなかったからね……
処置中に発作も一度出てる。
酸素状態あまり良くないから酸素は当分はつけておくのがいいかな……
それと、意識が戻るまではICUで様子見るよ。発作もまた起きると思うし」
司さんの顔が険しい。
あまり良くない状態なんだ………
「分かりました。お願いします」
ひな兄は司さんともう一人の先生に頭を下げていた。
みぃはICUへ運ばれて行った。
「日向、大丈夫だよ。俺も司も付いてる。日向も見にくるだろ?」
「はい。小林先生が居てくれたら安心ですけど、側に居てやりたいですし」
「日向ならそう言うと思ったよ。後ろの子は?」
「谷口葵です」
「あ、みぃちゃんの彼?」
「え……あ、はい」
あまりにも自然に聞かれたから驚いた。
「司や日向からよく聞く名前だったから」
「え?」
思わず、司さんとひな兄を見た。
「みぃには勉強熱心な彼氏が側に居てくれるから安心なんだって話してたんだ」
ひな兄から思いもかけない言葉を聞いた。
「勉強熱心?」
「葵の中では普通の事でも、側からみたら、熱心なんだよ」
司さんも嬉しい言葉をくれた。
「そうなんですか……」
俺の中では普通の事をしてるのに、褒められるとなんだか照れる……
「みぃっっ」
駆け寄ると、酸素マスクと点滴をされてぐったりしているみぃがいた。
「司さん、美晴は……」
ひな兄はみぃの状態を聞いている。
「少し前からあまり体調も良くなかったからね……
処置中に発作も一度出てる。
酸素状態あまり良くないから酸素は当分はつけておくのがいいかな……
それと、意識が戻るまではICUで様子見るよ。発作もまた起きると思うし」
司さんの顔が険しい。
あまり良くない状態なんだ………
「分かりました。お願いします」
ひな兄は司さんともう一人の先生に頭を下げていた。
みぃはICUへ運ばれて行った。
「日向、大丈夫だよ。俺も司も付いてる。日向も見にくるだろ?」
「はい。小林先生が居てくれたら安心ですけど、側に居てやりたいですし」
「日向ならそう言うと思ったよ。後ろの子は?」
「谷口葵です」
「あ、みぃちゃんの彼?」
「え……あ、はい」
あまりにも自然に聞かれたから驚いた。
「司や日向からよく聞く名前だったから」
「え?」
思わず、司さんとひな兄を見た。
「みぃには勉強熱心な彼氏が側に居てくれるから安心なんだって話してたんだ」
ひな兄から思いもかけない言葉を聞いた。
「勉強熱心?」
「葵の中では普通の事でも、側からみたら、熱心なんだよ」
司さんも嬉しい言葉をくれた。
「そうなんですか……」
俺の中では普通の事をしてるのに、褒められるとなんだか照れる……