俺たちの妹・2
美晴side…
体が燃えるように熱くて目が覚めた。
余りの怠さに起き上がることは断念した。
周りを見ると、自分が沢山の機械に囲まれていて、いつもの病室じゃない事は一目瞭然。
またみんなに迷惑掛けちゃった………
ナースコールも押せなくて、もう一度目を瞑る。
「美晴ちゃん。水枕変えるね」
聞き慣れない声が聞こえたと同時に頭が持ち上げられて、頭に冷たさが広がった。
「………ハァ」
替えてくれた水枕の冷たさが気持ちよくて、思わずついたため息。
「あれ?美晴ちゃん意識ある?美晴ちゃんっっ」
重たい瞼をゆっくりと開けると、ICUの看護師の梓さんだった。
梓さんは、由奈さんの同期でお友達。
由奈さんが、私に付いてくれる様になってから二人の関係は知ったんだけど、その時既に私はICUでよくお世話になってた人だった。
「あ、ずさ、さん。……ずほしい」
「お水ね」
そう言って、スポイトで少し水を含ませてくれた。
「先生呼んでくるね」
そう言葉を残して私のそばを離れた梓さん。
葵、怒ってるかな………
勝手な事をしちゃったし、それだけが心配だった。
余りの怠さに起き上がることは断念した。
周りを見ると、自分が沢山の機械に囲まれていて、いつもの病室じゃない事は一目瞭然。
またみんなに迷惑掛けちゃった………
ナースコールも押せなくて、もう一度目を瞑る。
「美晴ちゃん。水枕変えるね」
聞き慣れない声が聞こえたと同時に頭が持ち上げられて、頭に冷たさが広がった。
「………ハァ」
替えてくれた水枕の冷たさが気持ちよくて、思わずついたため息。
「あれ?美晴ちゃん意識ある?美晴ちゃんっっ」
重たい瞼をゆっくりと開けると、ICUの看護師の梓さんだった。
梓さんは、由奈さんの同期でお友達。
由奈さんが、私に付いてくれる様になってから二人の関係は知ったんだけど、その時既に私はICUでよくお世話になってた人だった。
「あ、ずさ、さん。……ずほしい」
「お水ね」
そう言って、スポイトで少し水を含ませてくれた。
「先生呼んでくるね」
そう言葉を残して私のそばを離れた梓さん。
葵、怒ってるかな………
勝手な事をしちゃったし、それだけが心配だった。