俺たちの妹・2
「ゴホゴホ……ヒュー…ゴホゴホ……ヒュー…ゲホゲホ…ヒュー…ゴホゴホ」


「みぃちゃん、大丈夫よ。落ち着いてゆっくり深呼吸して」


目が覚めたと同時に発作に繋がってしまったけど、梓さんが直ぐに気づいてくれて、吸入を吸わせてくれてる。


でも、なかなか吸えなくて、苦しい………




「みぃちゃん、発作止め打つね」

いっくんがすぐに駆けつけてくれて、発作止めを打ってくれた。



「ゴホゴホ……ヒュー……ゴホゴホ……スー……ゴホゴホ……ハー…ゴホゴホ……」

少しずつ治っていく発作……


「苦しかったね。ここにいればいつでもすぐに対応するから安心して寝ていいよ」


いっくんの言葉に安心を覚えた。



「い、くん……ありがと」

「ふふ。みぃちゃんにお礼言われちゃった。迷惑だなんて思わないから、ICUにいる時は俺に身を委ねてくれていいからね。ここを出れたら司が待ってるよ」

つーくんも頻繁にICUに来てくれて、私の体調を診てくれている。


やっぱりみんなに心配ばっかり掛けて、甘えちゃってる……


みんな、ごめんね……


そう思うと目の前が揺らいできた。
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