俺たちの妹・2

美晴side…

つーくんに大学の事を言われて、とうとうこの時が来てしまったのかと思わずには居られなかった。


もともと、つーくんを含め、家族のみんなは反対していた大学への進学。

その反対を押し切り、大学へ進学した時から、いつかこんな日が来るんじゃないかとは予想していた。


出来れば………卒業したい。ってのが本音だけど……


大学に入って半年経って……

半年の間に、みんなには色々迷惑と心配をかけちゃったから。

そろそろ潮時なのかな…とは思い始めていた。

だからつーくんの言葉を聞いても取り乱さずに済んだのかな……



この半年で色々考えてきた事。

つーくんには私の想いを伝えられて良かった……


かな兄や、ひな兄、パパママが承諾してくれればの話たけど……



大学を通う様になって、色々考えていたら、私も少しは家族の、みんなの役に立ちたいって思う気持ちが
大きくなっている事に気付いたんだ。


私にとって大切な存在な家族の力になりたい。
心配かけるだけの存在じゃいたくないって思う様になっていた。

家族のみんなからすれば、心配する対象なんだろうけどね。
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