俺たちの妹・2
それから、無事に退院して今は俺の実家で暮らしている。
最初の頃は彩もみぃも、初めての育児に四苦八苦していて、反対に俺と日向は、みぃで経験していたからか、手馴れていていつの間にかお風呂担当になっていた。
そんな四苦八苦していた二人も1ヶ月も経てば色々慣れてきて、今では二人で楽しく育児をしている様だった。
みぃはそろそろ学校が始まる頃だ。
この一ヶ月、本当にみぃには彩と新の事で色々助けてもらったから、その負担が出てこないといいんだけどな……
「彼方、お帰り」
家に帰ると、彩が新を抱きながら出迎えてくれた。
「ただいま」
そう言って彩にキスを落として、新を抱き上げる。
「みぃは?」
「ちょっと部屋で休むって」
何だか嫌な予感がする……
「いつ?」
「ついさっき。少し顔色が悪い気がしたの……」
「ありがとう。ちょっと見てくる」
そう言って、新を彩に渡した。
「分かった。リビングで待ってるから」
彩の言葉に頷いて、俺はみぃの部屋へ向かった。
「みぃ?」
そっとドアを開ける。
そこにはベッドに横たわるみぃがいた。
「みぃ?」
額にそっと手を当てると、ゆっくり目を開けたみぃ。
「あ……かな兄、おかえり」
いつもとら変わらない笑顔で迎えてくれたんだけど、
ジッとみぃを見つめると、バツが悪そうに目を伏せた。
「いつから?」
「え?」
「今日じゃないでしょ?」
ここ数日、日向が病院へ泊まり込んでいて、日向がみぃの体調把握が出来ていなかった。
最初の頃は彩もみぃも、初めての育児に四苦八苦していて、反対に俺と日向は、みぃで経験していたからか、手馴れていていつの間にかお風呂担当になっていた。
そんな四苦八苦していた二人も1ヶ月も経てば色々慣れてきて、今では二人で楽しく育児をしている様だった。
みぃはそろそろ学校が始まる頃だ。
この一ヶ月、本当にみぃには彩と新の事で色々助けてもらったから、その負担が出てこないといいんだけどな……
「彼方、お帰り」
家に帰ると、彩が新を抱きながら出迎えてくれた。
「ただいま」
そう言って彩にキスを落として、新を抱き上げる。
「みぃは?」
「ちょっと部屋で休むって」
何だか嫌な予感がする……
「いつ?」
「ついさっき。少し顔色が悪い気がしたの……」
「ありがとう。ちょっと見てくる」
そう言って、新を彩に渡した。
「分かった。リビングで待ってるから」
彩の言葉に頷いて、俺はみぃの部屋へ向かった。
「みぃ?」
そっとドアを開ける。
そこにはベッドに横たわるみぃがいた。
「みぃ?」
額にそっと手を当てると、ゆっくり目を開けたみぃ。
「あ……かな兄、おかえり」
いつもとら変わらない笑顔で迎えてくれたんだけど、
ジッとみぃを見つめると、バツが悪そうに目を伏せた。
「いつから?」
「え?」
「今日じゃないでしょ?」
ここ数日、日向が病院へ泊まり込んでいて、日向がみぃの体調把握が出来ていなかった。