俺たちの妹・2
思いやり
日向side…
容態が落ち着かない患者がいて、2、3日泊まり込んだ。
その間、美晴の体調は把握出来ないから、心配だったんだけど、新が生まれてから、何となく元気になってる気がしてて、数日なら大丈夫じゃないかと油断した。
その油断を突いてくるのが美晴の体調だ
ったんだ……
「ただいま〜」
数日振りに家に帰ると、兄貴と彩さんは少し困った感じだった。
「あ、日向くんお疲れ様」
「日向、おかえり」
彩さんは俺を見た瞬間ホッとした表情を見せた。
「美晴は?」
さっきから見当たらない美晴。
「怠いんだって。音も良くないよ」
兄貴は苦笑していた。
「マジか〜。最近の美晴の様子からちょっと油断してたな……」
「みぃ自身も知らないうちに無理してたのかもな……」
「発作は?」
「それは大丈夫。音が悪いのが心配だけど……」
「兄貴も診てくれたんだね。ありがとう」
「いや、もっと前から診ておけば良かったな……ごめん」
兄貴は悔しそうな顔をしていた。
「兄貴が謝ることないよ。兄貴には兄貴の仕事があるんだし。誰も悪くないよ」
兄貴が思い詰めるのは間違ってる。
勿論彩さんも。
その間、美晴の体調は把握出来ないから、心配だったんだけど、新が生まれてから、何となく元気になってる気がしてて、数日なら大丈夫じゃないかと油断した。
その油断を突いてくるのが美晴の体調だ
ったんだ……
「ただいま〜」
数日振りに家に帰ると、兄貴と彩さんは少し困った感じだった。
「あ、日向くんお疲れ様」
「日向、おかえり」
彩さんは俺を見た瞬間ホッとした表情を見せた。
「美晴は?」
さっきから見当たらない美晴。
「怠いんだって。音も良くないよ」
兄貴は苦笑していた。
「マジか〜。最近の美晴の様子からちょっと油断してたな……」
「みぃ自身も知らないうちに無理してたのかもな……」
「発作は?」
「それは大丈夫。音が悪いのが心配だけど……」
「兄貴も診てくれたんだね。ありがとう」
「いや、もっと前から診ておけば良かったな……ごめん」
兄貴は悔しそうな顔をしていた。
「兄貴が謝ることないよ。兄貴には兄貴の仕事があるんだし。誰も悪くないよ」
兄貴が思い詰めるのは間違ってる。
勿論彩さんも。