俺たちの妹・2
不安に思っていると
カチャ
「美晴?」
ひな兄が入ってきた。
「ひな兄……」
「昨日の発作が響いてるのかな……
辛いでしょ……」
ひな兄は、私の様子を見て体調を当てていた。
「…………少し」
葵と付き合う様になって、自分の気持ちを言う事に少し抵抗がなくなってきている自分に驚いてる。
「今日は彩さん来るけど、美晴は安静にしておこうな」
「………うん」
「家族になるんだし、これからはいつでも会えるから」
ひな兄の言葉が嬉しかった。
「うん」
「少し寝れるなら寝た方がいいんだけど、寝れそう?」
ひな兄は優しく頭を撫でてくれた。
「………うん」
返事をしながら、すぐに意識が微睡んでいった。