俺たちの妹・2
「この程度なら大丈夫だよ。薬を使うと誘発される事もあるからね。みぃ本人が分かる程度になるまでは大丈夫。
多分……ストレスが原因じゃないかな」

「ストレス………」

「これは俺の勘だけどね…大学辞める様に俺がいつ言うのか不安なのかも知れない」

「不安……」

「検診の度に聞いてきてるからね。でもそれが原因だとしたら、ちょっと困るね」

「大学卒業するまでずっとストレスが掛かるって事ですもんね……」

まだ後3年もある……

どうしたらいいんだろう……

「とりあえず、半年単位で見るって事をみぃに伝えようかな」

「半年単位ですか?」

「毎回検診の度に不安になってるなら、期間を決めて、これを乗り切れば半年はオッケーとかにすれば少しは軽減されるかなと思ってさ」


司さんの提案は、みぃにとってはありがたい事だろうな……

その日に合わせて体調を整えたらいいんだから……


「みぃも少しは安心しますね」

「でも、検診の期間は変わらないよ。2週間に一度。ここは譲れない」

「はい。それは分かってます」

「診察室に戻ったら、みぃに伝えてみるよ」

「分かりました」

俺と司さんのやりとりを楓と仁は静かに聞いていた。
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