俺たちの妹・2
私が2人にお礼を言うと、2人は顔を見合わせた。

「そんなお礼を言われる事は私達してないよ。ただ、みぃちゃんと居たいだけだったし。ね?」

「そうそう、俺達に気を使う事はないよ。友達だろう?」

2人の言葉はとても暖かかった。

「華ちゃん、悠斗くん……ありがとう」

「ふふ、好きな事してお礼言われちゃったね、悠斗」

「はは、そうだな」

2人は私を見て笑ってくれた。

私の周りには優しい人が沢山いてる。

それはとっても有難い事で……

これが、当たり前にならない様に気をつけなくちゃ……





華ちゃんと悠斗くんは葵の実習が終わるまでずっと傍に居てくれた。

本当に心強い存在だった。
< 500 / 612 >

この作品をシェア

pagetop