俺たちの妹・2
「はぁ……やっぱり2人は絵になるね」

「だなだな。俺、こんな事出来るかな」

あ………

2人が来てくれてるの忘れてた………


「華ちゃん、悠斗くんごめん」

「どうして謝るの?素敵な2人を見せてもらったんだから、謝られる事なんてしてないよ〜」

「だって……恥ずかしい」

「みぃ、それ今更だよ」

「え?そうなの?」

葵の言葉に顔が赤くなったのが分かった。

「2人は一緒にいるだけで絵になからね〜」

「そうそう、今後の参考になるから、全然気にしなくていいよ」

華ちゃんも悠斗くんも茶化してる感じもないから、ほんとにそう思ってくれてるのかも……

でもやっぱり恥ずかしい……


「みぃ?大丈夫だから。夏休みに一緒に出かけてくれる様な2人だろう?
俺との関係も知ってるし、やり取りしてるところも見て来てるんだから、だから、今更気にしなくていいの」


「葵くんの言い方はちょっと酷いけど.、でも本当に気にしなくていいよ」

華ちゃんはにっこり笑ってくれた。


良かった………



「よし、じゃぁ、食べようか。並べるからもう少し待ってね」


葵は、2人に声を掛けて、私に向き直り、




チュッ…………


一瞬の間にキスされた……


「っっ‼︎」

思わず葵を見上げたら、にっこり笑われた。


「俺はいつでもみぃと居たいと思ってるから、忘れれないで」



そう言葉を残して、料理を運んでいった。
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