俺たちの妹・2
やっぱり恥ずかしぃ……

でも、葵の気持ちは嬉しかった。


出来上がったお料理を並べると


「美味しそう〜」

「すっげ〜」

2人は喜んでくれた。

今回使ったのは、
クリームパスタ、シーザーサラダ、バケッドサンド、ローストチキン、カプレーゼ……


少しだけおもてなし料理にしてみた。

「はい、みんな座って。みぃも一度座ろうか」

葵が私が動こうとする前に声を掛けた。


みんなで食卓を囲む。

「「「「いただきます」」」」

その掛け声と共に、悠斗くんがお料理に飛びついた。

凄い勢いだ……

「うま〜い。みぃちゃんどうしてこんな事出来るの?」

「あ、えと……体調がいい時は家事とかするから……」

思わず苦笑が溢れる。


「悠斗、みぃが引いてる」

葵の言葉で、私に視線を向けた悠斗くん。

目が合ったのでにっこり笑ったら、少しだけ赤くなった。

「「悠斗っっ」」

葵と華ちゃんの声がかぶった。

「や、だって可愛かったから……変な意味はないって……」

悠斗くんは慌てて弁解した。

「まぁ、今のは確かに可愛かったね」

「みぃもむやみに笑顔振りまかないで…」

葵が肩を落としていた。

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