俺たちの妹・2
次に気付いた時は病院だった。
いつもの病室じゃない……
そう思った時、またお腹が痛くなった。
「ん……っっ」
「みぃちゃん、お腹痛い?」
肩を叩かれて、目を開けるといっくんが居た。
「い、くん……い、たい」
痛みで涙目になってくる……
「痛み止め入れようか……」
「…………うん」
「でも、症状は回復されないからね……
吐き気はあるよ」
いっくんの説明は理解できた。
治療前に説明をしてくれるのはありがたい……
この痛みをなんとか逃して欲しい……
「…………うん」
暫くすると、お腹の痛みは和らいできて、少し眠れた……
でも、目が覚めたと同時に吐き気がして、戻してしまった。
「「みぃっっ‼︎」」
遠くでつーくんとかな兄の声が聞こえた。
また心配掛けちゃってるな……
近くに居た看護師さんが容器を渡して背中をさすってくれた。
「出せるだけ出していいからね」
優しい声色に安心できた。
「ケホケホッ…ご、めん、なさ…い。ケホケホッ、ケホケホッ…」
咳き込みが酷くなってきて、発作になりそう……
「みぃちゃん、ちょっとチクっとするよ〜」
いっくんが声を掛けながら、腕に注射を打ってくれた。
ケホケホッ…ゴホゴホッ…ゴホゴホッ…
「みぃ、ゆっくりでいいから深呼吸してごらん。大丈夫、俺も彼方も樹もいるから。焦らないで。すって〜、はいて〜」
つーくんが背中摩りながら声をかけてくれた。
暫くすると落ち着いてきた。
「みぃ、発作の後だし、酸素付けておこうな」
つーくんの言葉に小さく頷いて、私の意識は途絶えた。
いつもの病室じゃない……
そう思った時、またお腹が痛くなった。
「ん……っっ」
「みぃちゃん、お腹痛い?」
肩を叩かれて、目を開けるといっくんが居た。
「い、くん……い、たい」
痛みで涙目になってくる……
「痛み止め入れようか……」
「…………うん」
「でも、症状は回復されないからね……
吐き気はあるよ」
いっくんの説明は理解できた。
治療前に説明をしてくれるのはありがたい……
この痛みをなんとか逃して欲しい……
「…………うん」
暫くすると、お腹の痛みは和らいできて、少し眠れた……
でも、目が覚めたと同時に吐き気がして、戻してしまった。
「「みぃっっ‼︎」」
遠くでつーくんとかな兄の声が聞こえた。
また心配掛けちゃってるな……
近くに居た看護師さんが容器を渡して背中をさすってくれた。
「出せるだけ出していいからね」
優しい声色に安心できた。
「ケホケホッ…ご、めん、なさ…い。ケホケホッ、ケホケホッ…」
咳き込みが酷くなってきて、発作になりそう……
「みぃちゃん、ちょっとチクっとするよ〜」
いっくんが声を掛けながら、腕に注射を打ってくれた。
ケホケホッ…ゴホゴホッ…ゴホゴホッ…
「みぃ、ゆっくりでいいから深呼吸してごらん。大丈夫、俺も彼方も樹もいるから。焦らないで。すって〜、はいて〜」
つーくんが背中摩りながら声をかけてくれた。
暫くすると落ち着いてきた。
「みぃ、発作の後だし、酸素付けておこうな」
つーくんの言葉に小さく頷いて、私の意識は途絶えた。