俺たちの妹・2
「みぃ?今の状態辛いよね」

つーくんは、ストレートに聞いてきた。

「………うん」

こんなつーくんに嘘は通じない。

「目眩は?」

「ない……」

「怠い?」

「うん…」

「息苦しさは?」

「ある……」

「みぃも入院ばっかり嫌だろうし、今回はおじさんもおばさんもまだ家に居るみたいだし、点滴を毎日日向にやってもらうこと条件で、自宅安静ね」

何とか入院は免れた。

「……ほんと?」

「ただし、家事は俺の許可が出るまでしちゃダメ。熱が下がっても勝手にやらない事。守れる?」

「うん‼︎」

入院しなくていいなら、どんな条件でも即答だった。


「この点滴終わったら帰っていいよ」

つーくんの優しさが嬉しかった。

体調は、全然良くなってないけど、家に帰れるって事だけで、元気になれた気がした。
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