俺たちの妹・2
司side……
彼方から彩ちゃんと結婚の話が出てると聞いた時は、自分のことの様に嬉しかった。
ずっと2人で支え合ってきたのを見てきたし、みぃの事をわかってくれる人が家族に加わる事は俺としても有り難い事だった。
日向から連絡をもらったのは、それから少ししてからだった。
みぃの具合があまり良くないと……
おじさんとおばさんが帰って来てるし、はしゃいだ日々が続いていたのかも知れない。
みぃの熱が上がってきたので、病院へ来ると連絡があったのは、彩ちゃんと彼方のご両親との顔合わせの日。
「司さん…」
みぃを抱えてやってきた日向。
「熱上がってるんだって?」
「はい。本当は1人で留守番してるって言ってたんですけど、場所を我が家にしたのは正解でした」
「………とりあえず診察するよ。みぃ起きてる?」
「いえ、寝てます」
「熱は?」
「38度です」