俺たちの妹・2
「俺さ、今日はどうしても外せない講義があって、一緒に行けないんだけど、大丈夫?」
「大丈夫だよ。病院にはつーくんもひな兄も居てるし」
「いや、そうじゃなくて、病院まで一人で大丈夫かって事」
「大丈夫だよ。いつも行ってる場所だし」
ほんと葵は心配性……
「何かあれば俺でもひな兄でもいいから連絡するんだよ?」
「うんうん。わかってる」
葵にはいつも心配掛けちゃってるから仕方ないかな……
「明日だったら良かったのにな……」
「ほんと平気だって。葵は、勉強に集中して‼︎」
「分かった。みぃの言葉を信じるよ」
これ以上言い合っても仕方ないと判断したのか、葵が折れてくれた。
その日の午後。
私は一人病院へ来ていた。
葵の心配もよそに、何も問題なく来れて、私も何故かホッとしていた。
つーくんの診察室の前で名前が呼ばれるのを待つ。
「城之内美晴さんどうぞ〜」
由奈さんが呼んでくれた。
「こんにちは、由奈さん」
「みぃちゃん、こんにちは」
挨拶を交わして診察室へ入る。
「みぃ、ごめんな、お待たせ」
「つーくん、こんにちは。そんなに待ってないから大丈夫だよ」
「そか、良かった。前園さん、みぃで最後?」
「次の検診の方は夕方なので、時間は十分あります」
「了解。じゃ早速始めようか。日向呼ぶ?」
最近検診の時は誰かと一緒に受ける事が多かったから。
「ひな兄も忙しいだろうし、大丈夫」
「………分かった」
つーくんは少し考えてから答えてくれた。
「大丈夫だよ。病院にはつーくんもひな兄も居てるし」
「いや、そうじゃなくて、病院まで一人で大丈夫かって事」
「大丈夫だよ。いつも行ってる場所だし」
ほんと葵は心配性……
「何かあれば俺でもひな兄でもいいから連絡するんだよ?」
「うんうん。わかってる」
葵にはいつも心配掛けちゃってるから仕方ないかな……
「明日だったら良かったのにな……」
「ほんと平気だって。葵は、勉強に集中して‼︎」
「分かった。みぃの言葉を信じるよ」
これ以上言い合っても仕方ないと判断したのか、葵が折れてくれた。
その日の午後。
私は一人病院へ来ていた。
葵の心配もよそに、何も問題なく来れて、私も何故かホッとしていた。
つーくんの診察室の前で名前が呼ばれるのを待つ。
「城之内美晴さんどうぞ〜」
由奈さんが呼んでくれた。
「こんにちは、由奈さん」
「みぃちゃん、こんにちは」
挨拶を交わして診察室へ入る。
「みぃ、ごめんな、お待たせ」
「つーくん、こんにちは。そんなに待ってないから大丈夫だよ」
「そか、良かった。前園さん、みぃで最後?」
「次の検診の方は夕方なので、時間は十分あります」
「了解。じゃ早速始めようか。日向呼ぶ?」
最近検診の時は誰かと一緒に受ける事が多かったから。
「ひな兄も忙しいだろうし、大丈夫」
「………分かった」
つーくんは少し考えてから答えてくれた。