俺たちの妹・2
「葵にも声掛けておいた方が良さそうですね。大学内でのみぃの事は、俺たちは分からないですし……」
「そうだな……忙しい葵には悪いけど、彼氏として頑張ってもらわないとな」
「美晴の熱が下がって、自宅安静が落ち着いたら伝えておきます」
「よろしくな」
日向は、みぃの頭をそっと撫でて病室から出て行った。
さて、俺は残ってる仕事片付けるか……
みぃをこの部屋で1人にするのは不安なので、起きるまではこの部屋でする事にする。
仕事をしながら熱を測ったり聴診したりしたが、みぃの熱はなかなか下がらない……
呼吸も荒い……
ハァッハァッハァッハァッ……
解熱剤点滴しておこうかな。
チクッ
みぃはビクともせず眠っていた。