俺たちの妹・2
「みぃ、病院へ行こう。司さんもひな兄もいるから」
俺はみぃの答えを聞かず、エレベーターから車へ移動した。
助手席にみぃを座らせて、車を発進させる。
ゴホゴホッ…ゴホゴホッ…ゴホゴホッ…ヒューッ…ゴホゴホッ
まだ、発作は治らない……
「みぃ、お願いだから、意識は保っててっ」
しばらくして、病院へ着いた。
俺は、救急外来の前に車を停めて、みぃを抱えて、急いで走った。
「「葵っ‼︎」」
司さんと樹さんが、待ち構えて居てくれた。
2人を見て、一気に安心感が押し寄せた。
用意されていたストレッチャーにみぃを乗せると、樹さんが処置室へ急いで運ぶ。
「いつから?」
「30分前です」
「吸入は?」
「発作に繋がってからです」
「吸えてるか微妙だな…」
「熱は?」
「計ってないですが、抱き上げた時は感じなかったです」
「分かった。ありがとう」
司さんも処置室へ向かった。
1人になった途端、手足がガクガク震えだした……
「っっ…みぃっっ…」
俺は、処置室を見つめることしか出来なかった……
医学生になったからって出来ることなんて、いつもと変わらなかった……
無力さを感じずにはいれなかった。
俺はみぃの答えを聞かず、エレベーターから車へ移動した。
助手席にみぃを座らせて、車を発進させる。
ゴホゴホッ…ゴホゴホッ…ゴホゴホッ…ヒューッ…ゴホゴホッ
まだ、発作は治らない……
「みぃ、お願いだから、意識は保っててっ」
しばらくして、病院へ着いた。
俺は、救急外来の前に車を停めて、みぃを抱えて、急いで走った。
「「葵っ‼︎」」
司さんと樹さんが、待ち構えて居てくれた。
2人を見て、一気に安心感が押し寄せた。
用意されていたストレッチャーにみぃを乗せると、樹さんが処置室へ急いで運ぶ。
「いつから?」
「30分前です」
「吸入は?」
「発作に繋がってからです」
「吸えてるか微妙だな…」
「熱は?」
「計ってないですが、抱き上げた時は感じなかったです」
「分かった。ありがとう」
司さんも処置室へ向かった。
1人になった途端、手足がガクガク震えだした……
「っっ…みぃっっ…」
俺は、処置室を見つめることしか出来なかった……
医学生になったからって出来ることなんて、いつもと変わらなかった……
無力さを感じずにはいれなかった。