俺たちの妹・2

美晴side…

いつかは辞める事になるんじゃないかってわかってた……



でも、頑張りたかったのに、神様は意地悪だ……




私の身体を病弱に創っただけでなく、色んなものを奪っていく………


でも、私から自由は奪ってもいいから、大好きな大切な人達からは何も奪わないで……


入院してからそんな事ばかり考えていた。

葵が来てくれても、かな兄や彩さんが来てくれても、つーくんが来てくれても、上手く笑えていたか自信がない……

私、これからどうなるんだろう……

ただのお荷物になっちゃうのかな……


いやだよ……


「美晴」

「…………ひな兄」

「おはよ。元気ないね」

ひな兄は困った顔をしていた。

「私……これからどうなるんだろう」

思わず、不安が零れ落ちた……

「あ…………ううん、違うの……」

慌てて否定したけど、ひな兄は見逃してくれない。

「みぃ。不安な事、言ってごらん？」

「……私の存在がみんなの負担にならないか心配…かな」