俺たちの妹・2
「バカだな……そんな事思うわけないだろ?」
ひな兄は、私の頭を撫でながら言った。
「でも……でも何も出来なくなるかも知れないよ」
「あぁ……」
「大学、辞めたらずっと家にいるなんてお荷物じゃん」
「…………」
「心配かけて、負担かけるだけの存在だよ」
「…………」
「私もみんなと一緒に…………」
「みんなと一緒に?」
「働いてみたい。社会人になったら、迷惑かける事が減るんじゃないかなって……」
ひな兄は、私の言葉をしっかりと受け止めてくれた。
「美晴、働いてみたいの?」
「…………うん。私に出来ることをしてみたい」
ひな兄には初めて打ち明けた言葉をだった。
「どんな事したいの?」
「大学もまともに通えない私には、出勤して働くって事は難しいんだと思う。だから、在宅ワークがいいかなって……」
「在宅ワークか……」
「それにね、定期検診の時に、入院している子ども達と遊んであげたい」
この事は、少し前に思った事。
検診の時にたまたま小児病棟の前を通ったら、入院している子どもや達が、絵本を読んだり、折り紙をしたりして遊んでいたのを見かけたの。
私も小さい頃入院中は寂しい思いをしたから、出来るなら遊んであげたいなって……
「兄貴と司さんと相談してみるよ。美晴の希望に添えるように」
ひな兄からまさかの言葉が聞けた。
「ほんと?」
「あぁ。だから、そんなに自分を追い詰めるな。美晴は笑顔で居るのがいいんだから」
ひな兄は、私の頭を撫でながら言った。
「でも……でも何も出来なくなるかも知れないよ」
「あぁ……」
「大学、辞めたらずっと家にいるなんてお荷物じゃん」
「…………」
「心配かけて、負担かけるだけの存在だよ」
「…………」
「私もみんなと一緒に…………」
「みんなと一緒に?」
「働いてみたい。社会人になったら、迷惑かける事が減るんじゃないかなって……」
ひな兄は、私の言葉をしっかりと受け止めてくれた。
「美晴、働いてみたいの?」
「…………うん。私に出来ることをしてみたい」
ひな兄には初めて打ち明けた言葉をだった。
「どんな事したいの?」
「大学もまともに通えない私には、出勤して働くって事は難しいんだと思う。だから、在宅ワークがいいかなって……」
「在宅ワークか……」
「それにね、定期検診の時に、入院している子ども達と遊んであげたい」
この事は、少し前に思った事。
検診の時にたまたま小児病棟の前を通ったら、入院している子どもや達が、絵本を読んだり、折り紙をしたりして遊んでいたのを見かけたの。
私も小さい頃入院中は寂しい思いをしたから、出来るなら遊んであげたいなって……
「兄貴と司さんと相談してみるよ。美晴の希望に添えるように」
ひな兄からまさかの言葉が聞けた。
「ほんと?」
「あぁ。だから、そんなに自分を追い詰めるな。美晴は笑顔で居るのがいいんだから」