俺たちの妹・2
「みぃちゃん、退院おめでとう」
前園さんが朝、病室へ来てくれた。
「由奈さん……ありがとう。お世話になりました」
「また定期検診で会おうね」
「うん。それまで体調管理頑張る」
「ふふ。みぃちゃんには日向先生と葵くんが付いてるし大丈夫ね」
「うん、頼りになるお兄ちゃんと彼氏がいるから頑張るよ」
「いいな〜。私も誰かいい人いないかな〜」
「由奈さんならきっとすぐに見つかるよ。だって私みたいな子でも彼氏が出来たんだから。由奈さんが本気で求めたら、必ず大丈夫」
「そうかな〜。でもみぃちゃん、自分で私みたいな子なんて蔑んじゃだめよ。みぃちゃんはとってもいい子なんだから。約束よ?」
「はぁい、由奈さん、ありがとう。いい人が見つかったら教えてね」
「もちろん。みぃちゃんにはすぐに教えるね」
二人のやり取りをを聞いて何故だか俺の心臓がドクンと音を立てた。
その出来事の意味が分かるのはもう少し先の事。
前園さんが朝、病室へ来てくれた。
「由奈さん……ありがとう。お世話になりました」
「また定期検診で会おうね」
「うん。それまで体調管理頑張る」
「ふふ。みぃちゃんには日向先生と葵くんが付いてるし大丈夫ね」
「うん、頼りになるお兄ちゃんと彼氏がいるから頑張るよ」
「いいな〜。私も誰かいい人いないかな〜」
「由奈さんならきっとすぐに見つかるよ。だって私みたいな子でも彼氏が出来たんだから。由奈さんが本気で求めたら、必ず大丈夫」
「そうかな〜。でもみぃちゃん、自分で私みたいな子なんて蔑んじゃだめよ。みぃちゃんはとってもいい子なんだから。約束よ?」
「はぁい、由奈さん、ありがとう。いい人が見つかったら教えてね」
「もちろん。みぃちゃんにはすぐに教えるね」
二人のやり取りをを聞いて何故だか俺の心臓がドクンと音を立てた。
その出来事の意味が分かるのはもう少し先の事。