俺たちの妹・2

pipipipipi……

〔はい〕
〔おじさん？お久しぶりです。司です〕
〔あぁ、司くん。どうした？〕
〔今、お時間大丈夫ですか？〕
〔あぁ。美緒と彩ちゃんが意気投合してね。今は2人で彼方のご飯の味見をしてるよ〕
〔ははは。そうなんですか。おばさんと彩ちゃんが意気投合して良かったです。
あの、みぃなんですが……
熱が高いんですけど、今回は自宅安静にしようと思ってます。
おじさん達まだこっちに居ますか？
この前も入院したばっかりなので、入院ばかりだと、みぃにも負担になるんじゃないかと思って…〕
〔まだ暫くは居るつもりだよ。みぃはあまり良くないのかな？〕
〔おじさん達が帰ってきて、みぃがいつもよりはしゃいでいたみたいで、その疲れから来てるんだと思います〕
〔俺たちが原因なのか？〕
〔いえ、そういう訳ではありませんよ。みぃも一緒に居れる事が嬉しいからはしゃいでしまったんだと思います〕
〔みぃの辛そうな顔を見るのはやはり辛いな……〕

おじさんの言葉には哀しい気持ちが含まれていた。

〔そうですね。俺も辛いです。華奢な体で頑張っているから余計に……〕
〔そうだな……家族の中で一番小さなみぃが頑張っている姿は痛々しい……〕
〔家で安静生活をしてもらうので、勝手に動かない様に見ていて下さい。みぃは、熱が下がるとすぐに動きだすかも知れないので〕
〔そうだな。分かった〕

おじさんが快く了承してくれて良かった。