俺たちの妹・2
「じゃぁ、何かあったら側に居る看護師に言うんだよ」
「はぁい」
「帰りは葵が迎えにきてくれるんだよな?」
「うん。そうだよ」
「勝手に帰っちゃダメだよ」
「うん。ひな兄お仕事頑張ってね」
「頑張ってくるよ」
ひな兄はやっぱり心配性だ。
まぁ、そうさせてる張本人は私なんだよね……
申し訳ない気持ちがこみ上げてくる……
それでも、やりたい事をやらせてくれるひな兄は優しい。
小児科にあるプレイルームへ向かう。
「あ、みぃお姉ちゃんだ〜‼︎ 」
私の姿を見つけて、男の子が声を上げた。
「おはよう、優太くん。今日は体調いいの?」
「おはよう、みぃお姉ちゃん。うん、昨日はダメだったんだけど、今日は良くなったよ」
元気に答えてくれる優太くんだけど、車椅子に乗っていて腕には点滴……
心臓の病と闘っている……
小さな身体で一生懸命頑張っているんだ。
「みぃお姉ちゃんおはよ」
私の手を引いたのは、渚ちゃん。
渚ちゃんは、私と同じ小児喘息を患っている。
「おはよう、渚ちゃん。調子戻ったのね」
「うん、もう良くなったよ」
ここに居てる子達は、元気そうに見えても、何かの病気と闘ってる子達しかいない。
気分が優れない子や、体調が悪い子は、病室から出る事を許されなくて……
やっと出れてもまた病室に逆戻りの子もいる……
そんな、僅かな時間に少しでも楽しい事をするのが今の私の役割。
「はぁい」
「帰りは葵が迎えにきてくれるんだよな?」
「うん。そうだよ」
「勝手に帰っちゃダメだよ」
「うん。ひな兄お仕事頑張ってね」
「頑張ってくるよ」
ひな兄はやっぱり心配性だ。
まぁ、そうさせてる張本人は私なんだよね……
申し訳ない気持ちがこみ上げてくる……
それでも、やりたい事をやらせてくれるひな兄は優しい。
小児科にあるプレイルームへ向かう。
「あ、みぃお姉ちゃんだ〜‼︎ 」
私の姿を見つけて、男の子が声を上げた。
「おはよう、優太くん。今日は体調いいの?」
「おはよう、みぃお姉ちゃん。うん、昨日はダメだったんだけど、今日は良くなったよ」
元気に答えてくれる優太くんだけど、車椅子に乗っていて腕には点滴……
心臓の病と闘っている……
小さな身体で一生懸命頑張っているんだ。
「みぃお姉ちゃんおはよ」
私の手を引いたのは、渚ちゃん。
渚ちゃんは、私と同じ小児喘息を患っている。
「おはよう、渚ちゃん。調子戻ったのね」
「うん、もう良くなったよ」
ここに居てる子達は、元気そうに見えても、何かの病気と闘ってる子達しかいない。
気分が優れない子や、体調が悪い子は、病室から出る事を許されなくて……
やっと出れてもまた病室に逆戻りの子もいる……
そんな、僅かな時間に少しでも楽しい事をするのが今の私の役割。